ドラマ「嫌われる勇気」に対して日本アドラー心理学会から抗議
ドラマ「嫌われる勇気」に対して日本アドラー心理学会から抗議
嫌われる勇気
2013年12月13日にダイヤモンド社より出版
岸見一郎と古賀史健の共著による、
アルフレッド・アドラーの「アドラー心理学」を解説した書籍
2015年には舞台化され、
2017年1月より本書を原案に刑事ドラマにアレンジして、
主演・香里奈でドラマスタート↓
第1話:1月12日 最強アドラー女子が始動!勇気の心理学で殺人事件の謎を解け
第2話:1月19日 呪われた部屋の謎!ブラック企業狂想曲
第3話:1月26日 競争に殺された教師!女対女緊迫の頭脳戦
第4話:2月2日 容疑者は一族全員!承認欲求を否定せよ!
第5話:2月9日 美しき計画殺人!血塗られたバレンタイン
ここまでのドラマの内容に対して
日本アドラー心理学会が抗議をしていることがわかった。
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アドラー心理学の研究と啓発を目的とした日本アドラー心理学会は
10日に公式サイトにて、会長の中井亜由美の署名のもと
同ドラマへの抗議文を掲出。
同学会は、ドラマ「嫌われる勇気」は、
アドラー心理学の一般的な理解とは大きく異なる見解を広めていると指摘。
放送の中止、もしくは脚本の大幅な見直しを求めている。
「アドラー心理学」
管理人も心理学は気になる分野のひとつで、
たまに関連書籍を買って読んだりするのだが、
アドラー心理学を解説した「嫌われる勇気」は
3年前に発売されて今も売れ続け、
100万部を突破しているらしい。
そして、あのイチロー選手の言葉の中にも
アドラー心理学がうかがえるというので興味深い。
アドラーによると
「すべての悩みは対人関係」
「他者からの評価ばかり気にしていると、
最終的には他者の人生を生きることになる」
「自由とは、他者から嫌われること」
「自分の信じる最善の道を選ぶ」
「劣等感はマイナスではなく、成長への欠乏感」
「他者を仲間とみなし、
自分の居場所があると感じる『共同体感覚』が大切。」
上記から、アドラーは人の目や評価にビクビクして生きることを否定している。
窮屈な今の日本にマッチしていることから受け入れられているようだが、
自分本位だと感じる人もいるかもしれない。
しかし弱さを認め、いつも周囲を思いやりながらも、
芯を何よりも大切にして生きる。ということが理論の大前提らしい。
他人からの批判や評価を聴く耳をもったうえで
「自分の信じる最善の道を選ぶ」
その結果嫌われることがあったり、自分勝手だと言われても
それは「信念」たる所以。
本当に信念を宿しているのなら、
周りの批判や評価は問題にあらず。
そして、自然と周りは沈黙するんじゃないかな。と思う
ただ、「頑固」と似ているような気もする。
ここで「頑固」と「信念」の違いを管理人風に解釈してみると
「頑固」は頭が固く「人の意見を聴く耳がない」
かたくなになって反抗的で、余裕はない。(出る結果は危ないかも?)
「信念」は聴く耳を持っているが、
既に自分の中で成功を「確信」しているので、余裕がある状態だと思う。
どうでしょう?(笑)
であれば、ドラマ制作者の人たちは
日本アドラー心理学会からの抗議(嫌われる)に対して
「ムキになるか」「ビクビク」してはいけないかもね。
ムキになって反抗し、進めるのであれば、それは「頑固」。
動揺が無ければ成功を確信した「信念」なのかな?
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